ABOUT

COMPANY PROFILE

 師弟関係やファミリーで成り立っている集団が多い日本で、それ以外の集団の在り方を模索し、創り手と踊り手両方の視点を持つ実験的な集団として、日本の舞踊界に新たな方向性を提示してきました。これまでに、舞踊・舞踏・演劇・音楽・美術等幅広いジャンル、国境を越えた様々なアーティストとのコラボレイション活動を地道に積み上げ、豊かな共同創造活動等を公演として成功させてきました。

 2001年6月カンパニー名を「ダンス01」と改名。これまで培ってきたメンバー自身による制作運営と創造へのアプローチという両車輪を、更に積極的に先鋭化しています。

 アジアと自国の文化をマクロに見つめ、現代の抱える問題を捉えながら、日本のコンテンポラリーダンスを刺激し続ける集団です。2006年4月ダンス01は竹屋啓子、大西いづみ、関雅子の3人により、有限会社ダンス01としてリニューアルいたしました。

ACTIVITY CONTENTS

カンパニーは主に教育と創造の2つの活動があり、21世紀からの創造活動方針として4つの柱が立てられています。

  • 1:公演とスタジオ活動~現代舞踊の新しい表現様式と技法の確立
  • 2:情報の広場つくり~国内外のアーティストとの情報交換ネットワークの形成
  • 3:アウトリーチプログラム~現代舞踊の普及と観客育成
  • 4:シニアダンサーの為の作品創造とワークショップの開催

教育活動として3歳~中学生迄の子供達へのバレエ&コンテンポラリーダンスの指導、大人クラスでは、 グラハムテクニック、バレエ及び即興や新しい技法の発見のための実験的なワークショップを定期活動として続けています。

創造活動としてスタジオで行う実験室や劇場公演とアフタートーク、様々なコラボレーションの為のリサーチ等を、国内外やジャンルを問わず積極的に働きかけています。 以上のような創造活動を進めている舞踊団です。

MEMBER

ダンス01代表

竹屋啓子 Keiko TAKEYA

東京都出身。
1975~76年文化庁在外研修員としてNYに留学、グラハムカンパニーのメンバーとなる。帰国後国内外で活発な活動を行う。
1983年自身のカンパニー竹屋啓子CDC(現ダンス01)を設立。
1993年から2003年まで10年間、インドネシア、タイ、マレーシア、インドの術家との共同創作、相互上演の企画「ダンス東風」を立ち上げる。またアテネ、ワイマール、サンチャゴ・デ・コンポステラでのEUフェスの招聘公演をはじめ香港、北京、フィリピン招聘公演での活動など海外活動も活発に行う。
 近年はソロ作品創造に活動を移し、ライフワーク第一弾「HER VOICE」を鴎座企画で連続上演。同作品はダブリン演劇祭での招聘公演をおこない、”オリジナリティーにあふれた巨匠(ベケット)へのオマージュ」として絶賛を博した。上演活動はコロナ禍で中断。
2022年11月新作ソロ「ラストダンス~千尋の海のとき」上演、多くの人の心に残る作品との評価を得た。


竹屋啓子ホームページはこちら

関雅子 Masako Seki

京都市出身、スピード感とシャープな身体の切れ味が魅力なダンサーとして、カンパニー創設以来活動を続けている。
ジャンルを問わず様々なコラボレーション作品に多数参加。近年では身体の構造やディテールにこだわった作品「(The)PATH」(2011/13年座・高円寺)を発表すると共に自身の身体表現を模索したソロ作品「KAHI・痂皮」を発表。 又2022年には自主制作Solo公演「還暦処女舞踏会」を発表する。

ダンス01/バレエクリスタル(モダンクラス)において後進の指導、埼玉芸術総合高校非常勤講師として指導に携わっている。

ダンス01芸術監督

武田幹也 Kanya TAKEDA

1982年秋田県鷹巣生まれ。01年進学のために上京、在学中に舞踏に出会い、ソロ公演を積み重ねる。

また、舞踏をはじめる同時期よりダンス01にてモダンダンスやクラシックバレエの訓練を受け、最近は同世代のコンテンポラリーダンサーとの共同制作も行っている。

ダンス01公演『破格(2014)』(中国招聘にて上演)、『デッドマンズホワイト(2015)』、『0キロポスト(2016)』では独自の作風で好評を得る。2016年1月には単独舞踏公演もおこなう。

仲道泰貴 Yasukata NAKAMICHI

沖縄県石垣市出身。2013年からダンス01研修生を経て、2018年よりメンバーとなる。座・高円寺「劇場創造アカデミー」修了(3期生)。

アカデミー修了生と立ち上げた劇団「noyR」所属。ダンスの他に俳優としても活動。

「演劇ユニットnoyR(ノイル)」ホームページはこちら

出崎洋樹 Hiroki DESAKI

1990年和歌山生まれ。和歌山大学教育学部卒業後、座・高円寺劇場創造アカデミーを修了。
その後、ダンス01研修生を経てメンバーとなる。近年はダンス01公演、自身のソロ活動を主軸に、佐藤信、小野寺修二、田村一行、ソ・ジヘ、TEERAWAT MULVILAI、ゲッコーパレード等の作品に出演。

北村桜 Sakura KITAMURA

1999年東京都生まれ。ダンス01・バレエクリスタルで、5歳からクラシックバレエを習い、9歳で始めたモダンダンスでは数々のコンクールに出場。
19歳から01スタジオ実験室に出品し、中でも『真夏の家路』はヨコハマダンスコレクション2022 Competition Ⅱファイナリストとして上演。 立教大学大学院文学研究科教育学専攻在籍。ダンスの歴史研究と身体表現の両極から創作への意欲を燃やす。

岡由里子 Yuriko OKA

神奈川県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒。社会人生活を経て、座・高円寺劇場創造アカデミー舞台演出コース修了。
その後、ダンス 01 に所属。ダンサーとしてダンス作品に出演するとともに、近年の振付・構成作品ではテキストと身体の関係性に興味を持って取り組んでいる。